公益財団法人 乃村文化財団

奨学金事業 奨学生の声

奨学生の声

4年間学業に励んだ奨学生のみなさんのコメントをご紹介します。

Qこれからの「空間ディスプレイ」との
関わりについて

  • VOICE 01
  • 1期生(2021年4月入学・2025年3月給付終了)
    大阪公立大学 工学部建築学科
  • 卒業後に、私は建築環境の分野から、空間ディスプレイ関わっていきたいと考えています。視覚的な華やかさや聴覚に訴える演出だけではなく、温湿度や空気の流れ、音環境といったすぐには感じ取りにくい要素から他とは追う魅力的な空間を作り出したいと思っています。快適さや落ち着き、心地よさといった感覚を大事にして、何度も訪れたい空間を生み出すことで自分の居場所と感じられるような場所を増やしていきたいと思っています。
  • VOICE 02
  • 1期生(2021年4月入学・2025年3月給付終了)
    京都工芸繊維大学 工芸科学部デザイン建築学課程
  • 学芸員資格の取得のため、美術展やイベントでの空間作りを適切に行うための知識を身につけていき、今後の職業として活かせるものにしたいです。 こうして、お客様にとって居心地が良く、かつ製作者の意図を最大限伝えられるような空間づくりを可能にしたいです。
  • VOICE 03
  • 1期生(2021年4月入学・2025年3月給付終了)
    芝浦工業大学 建築学部建築学科
  • 大学院では、建築設計の知識を深めつつ、空間演出のスキルをつけたいと考える。また、施工の流れを理解することで、デザインと現場の橋渡しができる人材になるため、建設現場とデザインの両面を学んでいく。
  • VOICE 04
  • 1期生(2021年4月入学・2025年3月給付終了)
    芝浦工業大学 建築学部建築学科
  • 大学院での専攻では空間ディスプレイとは少し離れるが、研究室のプロジェクトでは設計やデザインの学びを活かす場面が多々あるため今後も空間ディスプレイと深く関わると考えている。将来的にも空間ディスプレイに関わりながら仕事をしたい。
  • VOICE 05
  • 1期生(2021年4月入学・2025年3月給付終了)
    多摩美術大学 美術学部環境デザイン学科
  • 私は4年間、多摩美術大学で建築やインテリアを中心とした空間デザインを専門分野に、学んでまいりました。特に、デザインがもたらすエンターテインメント性に興味を持ち、卒業後は商業施設や宿泊施設の内装の設計デザインに携わるべく、大学の課題や就職活動等に励みました。入学時は、ただ漠然と、人を取り巻く環境をデザインしたいと考えていたのが、4年間じっくり学び、多くのものを見る機会をいただいたことで、自分の目標が定まり、その目標に向かって着々と準備を進めることができたと実感しています。
    大学を卒業した私は今、ようやくスタートラインに立てたと思っています。学んだことを社会で役立てるべくこれからも精進してまいります。
  • VOICE 06
  • 1期生(2021年4月入学・2025年3月給付終了)
    東京造形大学 造形学部デザイン学科室内建築専攻領域
  • 現代のデザインには、できるだけ多くの人に好まれることを前提としたものが多く見られる。誰にでも受け入れられることは一見理想的だが、その結果として生まれるのは、他の何かと容易に置き換えられる「交換可能」なデザインであることも少なくない。大学で建築や家具、インテリア、空間デザインを学ぶ中で、私はそうした風潮に疑問を抱くようになった。私が目指したいのは、大多数に広く届くデザインではなく、たとえ小さな範囲であっても、ある特定の人に深く響く空間である。それは必ずしも効率的でも、万人向けでもないかもしれない。それでも、「これは自分のための空間だ」と誰かが感じられるような場をつくることに、私は大きな価値を見出している。空間ディスプレイ業界において、私はそんなふうに、置き換えられない体験を丁寧に生み出していくデザイナーでありたいと考えている。
  • VOICE 07
  • 1期生(2021年4月入学・2025年3月給付終了)
    東京都立大学 システムデザイン学部電子情報システム工学科
  • 大学4年間で培った情報技術の知識を活かし、これまでにない新しい形の空間ディスオノイのあり方を探求していきたしと考えています。特に、近年のAI技術の進化により、従来のキーボードやマウスを使った操作にとどまらず、言葉や身体の動きといった、より直感的な手段で操作できるインターフェイスの構築が可能になってきました。こうしたマルチモーダルなAI技術を空間デザインと組み合わせることで、人の感覚や行動に自然に寄り添う、これまでにない体験を生み出せるのではないかと考えています。空間が持つ力と情報技術の可能性を融合させながら、思わずワクワクするようなサービスやシステムの創出を目指し、大学院での学びと研究に真摯に取り組んでいきたいと思います。
  • VOICE 08
  • 1期生(2021年4月入学・2025年3月給付終了)
    武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科
  • 卒業後は建築事務所に勤務するため、空間ディスプレイとはこれからも密接に関わっていくことになる。大学で学んだ知識や技術を生かしながら、空間の演出やデザインに携わり、より魅力的で機能的な空間づくりを目指したい。また、仕事をする上では、単に与えられた業務をこなすのではなく、自分自身の創造力やアイデアを活かしながら、常に新しい表現や可能性を追求していきたいと考えている。そのためにも、これまでの経験を大切にしながら、試行錯誤を楽しむ姿勢を忘れずに取り組んでいくことが重要だと感じている。空間ディスプレイの分野は、建築やインテリアと密接に関わりながら、時代やトレンドによっても変化していく。そうした流れを意識しながら、柔軟な発想を持ち、空間をより魅力的に演出する方法を模索していきたい。何よりも、創作することの楽しさを忘れずに、仕事に向き合っていこうと思う。
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